どうして虫歯になるの?
2021年6月12日

小野瀬歯科医院です。
本日はむし歯になる原因についてお話ししていきます。
むし歯とは、お口の中にいる細菌(主にミュータンス菌)の働きによって、歯が溶かされる病気です。
そのメカニズムについて詳しくご説明します。
『1.原因菌による歯垢の形成』
まず、先程ご説明した、「ミュータンス菌」が食べ物や飲み物に含まれる糖質を食べ「歯垢(プラーク)」を作りだします。
『2.脱灰』
歯垢(プラーク)の中でミュータンス菌がさらに増殖し、糖質から酸を作りだします。
この酸が歯のエナメル質を溶かし、歯のミネラル分であるカルシウムやリンが溶けだします。
『3.再石灰化(さいせっかいか)』
食事をするとお口の中は酸性に傾き歯が溶けだしますが、唾液のはたらきによって、お口の中を中性に戻し、溶けだした歯の表面を修復してくれます。
『4.バイオフィルム』
しかし、歯磨きが不十分で磨き残しがあると、歯垢(プラーク)は「バイオフィルム」と呼ばれる膜を形成し、菌が繁殖していきます。
そうすると、再石灰化が追いつかなくなりむし歯になってしまうのです。
本日は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
龍ヶ崎市・竜ヶ崎駅の歯医者
『小野瀬歯科医院』
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