舌の持つ役割や働きとは?
2022年5月13日
小野瀬歯科医院です。
本日は舌の持つ役割や働きについて解説していきます。
1:味覚
舌の表面には味を感じるセンサーである「味蕾(みらい)」があります。
味蕾により様々な味を受け取っています。
2:食事時の働き
食事では、食べ物を舌で受け取り、食感や温度を感じ取ります。
また、歯で噛みやすくするために食べ物を支えたり、歯と歯の間に食べ物を移動させたりするのも舌の役目です。
さらに細かくなった食べ物を再度集めて歯の上に動かしているのも舌です。
そして涎の分泌を助け、消化液と食べ物を混ぜ、嚥下しやすいようにしてくれます。
飲み込むタイミングになると、食べ物を食道に送り込みます。
食事中、舌は味を感じるだけでなく、様々な働きをしているのです。
3:発音時の働き
発音時は唇と舌の働きが大切です。
特に「か行」「さ行」「た行」「な行」「や行」「ら行」の発声には、舌が大きく関係しています。ちなみに口の働きが重要なのは「ま行」「わ行」です。
舌の動きが悪いと、発音も悪くなる傾向にあります。
4:歯並びとの関係性
舌先は平常時や嚥下時には、上の前歯のやや後ろに位置します。
しかし口呼吸や、舌で特定の歯を押す癖などがあり、舌の位置が下がっていると、前歯に舌が当たるタイミングが多くなります。
すると嚥下の際に舌で前歯を強く押してしまい、前歯が前に出てきたり、歯間が広がったりする恐れがあります。つまり歯並びが悪くなるかもしれないということです。
●舌の健康を確認する方法・ケア方法
舌を鏡で見てみましょう。
このときキレイなピンク色であれば基本的に問題はありませんが、白っぽいのであれば気を付けなければなりません。
舌苔(ぜったい)という汚れがついているかもしれないからです。
舌苔の影響で口臭が強くなったり、味覚が鈍ったりする恐れがありますから、適切にケアするべきです。
舌苔は必ず専用の舌ブラシで落としましょう。
歯ブラシや綿棒でゴシゴシ擦ると舌に傷がつくかもしれません。
また、歯科医院で舌苔を取ってもらうことも可能です。
舌苔がたくさんついている人の中には、日頃の歯磨きの方法に問題がある方が多いですから、舌苔を除去するとともにブラッシングの指導も受けることをおすすめします。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
龍ケ崎市・竜ヶ崎駅の歯医者
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