インプラント手術後の運動はいつから？安全な再開時期と注意点
2025年3月8日
目次
小野瀬歯科医院です。
インプラント手術後、いつから運動を再開できるのか不安に感じる方は多いでしょう。
特に、日常的に運動をしている人にとって、どの程度制限すべきかは気になるポイントです。
インプラント手術は外科処置のため、術後の過ごし方が回復に大きく影響します。
手術後に運動を控える理由や、安全な再開のタイミングを知ることで、インプラントの定着を妨げずに健康的な生活を続けられます。
医師の指示を守りながら、無理のない範囲で運動を取り入れましょう。
インプラント手術後の運動はいつから可能か
インプラント手術後の運動は、2〜3日は控えましょう。
手術直後は傷口が安定しておらず、運動による血流の増加で出血や腫れ、痛みが悪化する可能性があります。
特に、ランニングや筋トレなど負荷の高い運動は避けることが重要です。
3日経過し、痛みや腫れが落ち着いていれば、軽い散歩程度なら再開できます。
ただし、違和感がある場合は無理をせず、運動の再開を遅らせましょう。
手術後に控えるべき運動
- ランニングや筋トレなどの激しい運動
血流が急激に増加し、術後の出血や腫れを悪化させる可能性があります。 - 重いものを持ち上げるトレーニング
歯を強く食いしばることで、インプラント部分に負担がかかり、回復が遅れることがあります。 - 水泳やサウナ
水や高温環境では感染リスクが高まりやすく、手術後1週間程度は避けるのが安全です。
インプラントが骨と結合する初期段階では特に影響を受けやすいため、これらの運動は控えましょう。
運動以外に注意すべきこと
- 入浴は控え、シャワーで済ませる
湯船に浸かると体温が上昇し、血流が促進されて出血しやすくなります。 - 飲酒を避ける
アルコールは血流を良くするため、術後1週間程度は控えましょう。 - 硬い食べ物を避ける
インプラントに負担をかけないため、柔らかい食事を選ぶことが大切です。
これらの注意点を守ることで、スムーズな回復が期待できます。
安全に運動を再開するためのポイント
- ウォーキングから始める
手術後3日以降は、負担の少ないウォーキングなどの軽い運動から再開すると安心です。 - 違和感があればすぐに休む
腫れや痛みが残っている場合は無理をせず、安静に過ごしましょう。 - 医師の指示を守る
インプラントの状態によっては運動の再開時期が異なるため、医師と相談しながら進めることが重要です。
徐々に運動量を増やし、体調を確認しながら慎重に再開しましょう。
まとめ
インプラント手術後の運動は、少なくとも2〜3日は控えることが大切です。
激しい運動や負荷のかかる動作は、出血や腫れの原因となるため注意しましょう。
運動以外にも、入浴や飲酒、硬い食事を避けるなど、血行を促進しすぎない生活を心がけることが大切です。
運動を再開する際は、軽いウォーキングから始め、体調を確認しながら負荷を調整すると安全です。
少しでも参考になれば幸いです。
自身の歯についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
監修者
東京歯科大学卒業後、千代田区の帝国ホテルインペリアルタワー内名執歯科・新有楽町ビル歯科に入職。
その後、小野瀬歯科医院を引き継ぎ、新宿オークタワー歯科クリニック開院し現在に至ります。
また、毎月医療情報を提供する歯科新聞を発行しています。
【所属】
・日本放射線学会 歯科エックス線優良医
・JAID 常務理事
・P.G.Iクラブ会員
・日本歯科放射線学会 歯科エックス線優良医
・日本口腔インプラント学会 会員
・日本歯周病学会 会員
・ICOI（国際インプラント学会）アジアエリア役員 認定医、指導医（ディプロマ）
・インディアナ大学 客員教授
・IMS社VividWhiteホワイトニング 認定医
・日本大学大学院歯学研究科口腔生理学 在籍
【略歴】
・東京歯科大学 卒業
・帝国ホテルインペリアルタワー内名執歯科
・新有楽町ビル歯科
・小野瀬歯科医院 継承
・新宿オークタワー歯科クリニック 開院
龍ケ崎市・竜ヶ崎駅の歯医者
『小野瀬歯科医院』
TEL：0297-62-0130