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インプラントとセラミック、私にはどっち? 違いを分かりやすく解説

2025年12月27日

インプラントとセラミック、私にはどっち? 違いを分かりやすく解説
小野瀬歯科医院です。

歯を失ってしまったり、歯の見た目が気になったりしたとき、「インプラント」や「セラミック」という言葉を耳にすることがあるのではないでしょうか。どちらも歯の悩みを解決する有効な治療法ですが、その違いがよく分からず、どちらを選べば良いのか迷ってしまうという声を多く聞きます。

このコラムでは、インプラントとセラミック、それぞれの治療法の基本的な特徴から、メリット・デメリット、そして費用や治療期間の違いまで、専門的な知識がない方でも分かりやすいように解説します。ご自身の状況や希望に照らし合わせて、最適な選択をするためのヒントが得られるでしょう。人前で自信を持って笑えるようになる未来へ向けて、一緒に最適な治療法を見つけていきましょう。

あなたはどっち?まずは簡単なチェックリストで確認

インプラントとセラミック、どちらの治療法があなたに合っているか、まずは簡単なチェックリストで考えてみましょう。ご自身の状況に当てはまる項目に「YES」か「NO」で答えてみてください。


歯が根元から抜けている、または抜く予定がある:YES/NO

残っている歯の色や形、銀歯が気になる:YES/NO

できるだけ短期間で治療を終えたい:YES/NO

外科手術には抵抗がある、または避けたい:YES/NO

天然の歯と同じように、しっかりと噛めるようになりたい:YES/NO

治療費は多少かかっても、見た目の美しさと長持ちすることを重視したい:YES/NO


もし「歯が根元から抜けている」や「天然の歯のようにしっかり噛みたい」にYESが多い方はインプラント治療が、一方で「残っている歯の色や形が気になる」「短期間で治療を終えたい」にYESが多い方はセラミック治療が合っているかもしれません。あくまで目安ですが、次の項目からはそれぞれの治療法について詳しく解説しますので、ご自身の状況と照らし合わせながら読み進めてみてください。

そもそもインプラントとセラミックは目的が違う治療法

歯の治療法を検討する際、「インプラント」と「セラミック」という言葉を耳にすることが多いかもしれません。どちらも失われた歯を補ったり、歯の見た目を改善したりする治療法として知られていますが、この2つは根本的に目的が異なります。この違いを理解することが、ご自身の状況に合った最適な治療法を選ぶための第一歩となるでしょう。

インプラント治療は、事故や虫歯などで歯そのものを根っこから失ってしまった場合に、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を取り付けることで、失われた歯を人工的に再現する治療です。まるで自分の歯が蘇ったかのように、機能性と審美性の両方を回復させることを目指します。

一方、セラミック治療は、残っているご自身の歯を削って、その上からセラミック製の詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)を装着し、歯の形や色を修復・補強する治療です。歯の根っこが残っていることが治療の前提となり、主に虫歯治療後の修復や、歯の色・形といった見た目の改善を目的として行われます。どちらも「白い歯」を実現できるため混同されがちですが、インプラントが「歯を失った場合の選択肢」であるのに対し、セラミックは「歯が残っている場合の選択肢」であるという、治療の出発点に大きな違いがあるのです。

「インプラント治療」とは?失った歯を補うための選択肢

インプラント治療は、虫歯や歯周病、事故などによって歯を根元から失ってしまった場合に、失われた歯の機能と見た目を回復させるための画期的な治療法です。この治療では、まずチタン製の小さなネジのような人工歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込みます。この人工歯根は、数ヶ月の期間を経て顎の骨としっかりと結合します。

骨とインプラント体が結合した後、その上に連結部分であるアバットメントを取り付け、さらに最終的な人工歯(上部構造)を装着します。この一連のプロセスにより、インプラントはまるでご自身の天然の歯のように、顎の骨にしっかりと固定された状態で機能するようになります。ブリッジのように隣の歯を削る必要がなく、また入れ歯のように取り外しが不要なため、まるで「独立した一本の歯」として機能し、快適な噛み心地と自然な見た目を取り戻すことができます。

インプラントのメリット|天然歯のような噛み心地と見た目

インプラント治療には、他の治療法では得られない多くのメリットがあります。最大の利点の一つは、顎の骨に直接固定されるため、天然の歯とほとんど変わらない力で食べ物をしっかりと噛めるようになる点です。これにより、食事の楽しみが回復し、消化吸収にも良い影響をもたらします。

また、インプラントは失われた歯の部分に単独で埋め込まれるため、ブリッジのように隣接する健康な歯を削る必要がありません。これにより、他の歯への負担を最小限に抑え、残っているご自身の歯を長持ちさせることができます。見た目においても、インプラントに装着する人工歯は、周囲の歯の色や形に合わせて精密に作られ、歯茎のラインも含めて非常に自然に再現できるため、ご自身の歯と見分けがつかないほどの美しい仕上がりを期待できます。人前で自信を持って笑えるようになることは、多くの方にとって大きな喜びとなるでしょう。

インプラントのデメリット|外科手術と治療期間が必要

インプラント治療は多くのメリットがある一方で、いくつか注意すべきデメリットも存在します。まず、人工歯根を顎の骨に埋め込むための外科手術が必要となるため、身体への負担が伴います。手術後は一時的に腫れや痛みを伴うことがあり、体質や健康状態によっては治療を受けられないケースもあります。

さらに、外科手術だけでなく、埋め込んだ人工歯根が顎の骨と結合するまでに数ヶ月間の治癒期間が必要です。このため、治療開始から人工歯が装着されるまでの全体の治療期間は、一般的に3ヶ月から6ヶ月と比較的長くなります。また、インプラント治療は保険適用外の自由診療となるため、費用が高額になる傾向があります。費用相場は1本あたり30万円から40万円が目安となることが多いです。

そして、治療後のメンテナンスも非常に重要です。インプラント自体は虫歯になりませんが、適切なケアを怠ると「インプラント周囲炎」という歯周病に似た炎症を引き起こすリスクがあります。これはインプラントの脱落にもつながるため、日々の丁寧なセルフケアと歯科医院での定期的な専門的メンテナンスが不可欠となります。

「セラミック治療」とは?残っている歯を美しく修復する選択肢

セラミック治療とは、虫歯などで歯を削った部分に、陶器の一種であるセラミック製の詰め物(インレー)や、歯全体を覆う被せ物(クラウン)を装着して、歯の機能と見た目を回復させる治療法です。この治療は、歯の根が残っていることが前提となります。そのため、歯の欠けや、昔入れた銀歯が気になる、神経を取った歯が変色してしまった、あるいは歯並びを部分的に整えたいといった、歯の「見た目」を改善したいというお悩みを解決するのに適しています。

セラミック素材は、その優れた審美性と耐久性から、多くの患者さんに選ばれています。天然歯のような自然な白さや透明感を再現できるため、治療した部分が目立ちにくく、美しい口元を実現できます。また、金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がない点も大きな特徴です。セラミック治療は、ご自身の歯が残っているからこそできる、見た目を重視した治療の選択肢といえるでしょう。

セラミックのメリット|短期間で自然な白い歯に

セラミック治療の最大のメリットの一つは、比較的短い期間で治療を完了できる点です。型取りをしてから技工物が完成し、装着するまでに数回の通院で済むことが多く、早ければ1〜2週間程度で美しい歯を手に入れることができます。お仕事などで忙しく、治療期間を長く取れない方にとって、このスピード感は大きな魅力となるでしょう。

また、セラミック素材は色調や透明感を細かく調整できるため、周りの天然歯と見分けがつかないほど自然で美しい白さを実現できます。見た目を重視する方にとって、審美性の高さは非常に重要なポイントです。さらに、セラミックは陶器であるため、水分を吸収せず、長期間使用しても変色しにくいという特性があります。表面が滑らかで汚れが付着しにくいため、清潔な状態を保ちやすく、金属アレルギーの心配もないという点も、セラミック治療が選ばれる理由となっています。

セラミックのデメリット|強い衝撃で割れる可能性

セラミック治療には多くの利点がありますが、いくつか知っておくべき注意点も存在します。まず、セラミックは陶器であるため、強い衝撃や、歯ぎしり、食いしばりといった過度な力が加わると、欠けたり割れたりする可能性があります。特に奥歯など、噛む力が強くかかる部分に使用する際には、素材の選択やナイトガード(マウスピース)の使用を検討する必要があるかもしれません。

また、歯を全体的に覆う被せ物(クラウン)としてセラミックを使用する場合、健康なご自身の歯であっても、被せ物を装着するための土台を形成するために、ある程度歯を削る必要があります。歯を削ることに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

費用面では、セラミック治療は保険が適用されない自由診療となるため、保険適用の銀歯などに比べて費用が高額になります。オールセラミックの被せ物で8万円から18万円、詰め物で4万円から8万円が目安となることが多いです。さらに、セラミックを装着する土台となるご自身の歯が将来的に虫歯や歯周病になるリスクは残ります。そのため、治療後も定期的な歯科検診と適切なホームケアが非常に重要となります。

【項目別】インプラントとセラミック治療の違いを徹底比較

ここまでインプラントとセラミック治療それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく見てきました。ここからは、皆さんが最も知りたいであろう「治療の対象」「費用」「期間」「耐久性」といった具体的な項目ごとに、両者の違いをさらに深く掘り下げていきます。

このセクションを読むことで、インプラントとセラミック治療がどのような点で異なり、ご自身の希望や現在の状況にはどちらの治療法がより適しているのかを、明確に判断するための具体的な材料が得られるはずです。

違い① 治療の対象|歯が残っているかどうかが最大の分岐点

インプラントとセラミック治療の最も根本的な違いは、ズバリ「治療の対象となる歯の状態」にあります。この点が、どちらの治療法を選ぶかの最初の、そして最大の判断基準となります。

インプラント治療は、事故や抜歯によって「歯を根元から完全に失ってしまった」場合に選択される治療法です。つまり、顎の骨に埋め込む人工歯根(インプラント体)を支えとするため、そもそも天然の歯が残っていない状態が前提となります。一方、セラミック治療は「歯の根や歯の一部が残っている」場合に、その残っている歯を土台として、詰め物や被せ物で修復・補強する治療です。ご自身の口腔内の状態がどちらに当てはまるかを考えることで、適切な治療法が見えてきます。

違い② 費用|1本あたりの相場と内訳

治療費は、多くの方が最も気にする点の一つでしょう。インプラント治療もセラミック治療も、原則として自由診療となるため、保険適用外となります。そのため、歯科医院によって費用が異なることや、治療費が高額になる傾向があることを理解しておくことが大切です。

費用相場としては、インプラントは1本あたり30万〜40万円程度が目安です。これには、精密検査費用、外科手術費用、インプラント体やアバットメント、人工歯(上部構造)の材料費などが含まれています。セラミック治療は、詰め物(インレー)が4万〜8万円、被せ物(クラウン)が8万〜18万円程度が相場です。セラミックの種類(オールセラミック、ジルコニアなど)によっても費用は変動します。

インプラントの方が高額になるのは、外科手術が必要なこと、そして顎の骨に直接埋め込む精密なインプラント体やそれを支えるパーツなど、使用する材料や工程が複雑になるためです。費用だけで判断するのではなく、どのような内訳でこの金額になるのかを歯科医院でしっかり確認し、納得した上で治療を進めることが重要です。

違い③ 治療期間|通院回数と完了までの目安

治療期間と通院回数は、お仕事などで忙しい方にとっては特に重要なポイントです。インプラントとセラミック治療では、完了までの期間に大きな違いがあります。

インプラント治療の場合、治療期間は一般的に3ヶ月から6ヶ月程度と比較的長くなります。これは、人工歯根を顎の骨に埋め込んだ後、インプラント体と骨がしっかりと結合するまでに数ヶ月間の「治癒期間」が必要不可欠だからです。骨の状態によっては、さらに期間が延びることもあります。通院回数も、検査、手術、治癒期間中の経過観察、人工歯の装着と複数回にわたります。

一方、セラミック治療は、早ければ1週間から2週間程度で完了することが多く、比較的短期間で治療を終えることができます。歯の形を整え、型取りをして、その型をもとに作製された技工物が完成すれば、あとは装着するだけというシンプルな流れです。通院回数も、数回で済むことがほとんどです。ただし、これも治療する歯の本数や状態によって変わるため、事前に歯科医師とよく相談し、おおよその目安を確認しておくことをおすすめします。

違い④ 耐久性と寿命|長期的な使用を見据えて

治療を受ける上で、どれくらいの期間快適に使えるのか、その耐久性と寿命も気になる点です。インプラントとセラミックは、どちらも長期的に使用することを前提とした治療法ですが、その特性から寿命の目安に違いがあります。

インプラントの平均的な寿命は、10年から15年程度とされています。顎の骨にしっかりと固定されるため、噛む力に対する耐久性が非常に高いのが特徴です。しかし、これはあくまで目安であり、日々の適切なセルフケアや歯科医院での定期的なメンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎といったトラブルが起こり、寿命が短くなる可能性もあります。

セラミックの平均的な寿命は、5年から10年程度が目安です。セラミック素材は審美性に優れていますが、陶器の一種であるため、非常に強い衝撃や歯ぎしり、食いしばりなどによって欠けたり割れたりするリスクがゼロではありません。こちらもインプラントと同様に、毎日の丁寧な歯磨きと定期的なプロフェッショナルケアによって、平均よりも長く、快適に使い続けることができます。

どちらの治療法を選ぶにしても、長期的な視点で、治療後のメンテナンスをいかに継続できるかが、その歯の寿命を左右する重要な要素となることを覚えておきましょう。

違い⑤ 審美性|見た目の自然さと美しさ

口元の見た目を美しくしたいという審美的な要求は、インプラント治療やセラミック治療を検討する大きな理由の一つでしょう。どちらの治療法も、天然の歯と見分けがつかないほどの高い審美性を実現できるという共通点を持っています。

インプラント治療では、歯が失われた部分に人工歯根を埋め込むため、歯だけでなく、その歯を支える歯茎のラインも含めて、より自然な見た目を追求することができます。人工歯の色や形はもちろん、周囲の歯との調和を考慮して作製されるため、まるで元々そこにあった天然歯のように見せることが可能です。

一方、セラミック治療は、色調や透明感の調整の自由度が高いことが特徴です。患者さん一人ひとりの歯の色に合わせて、何段階もの白さや透明感を細かく選び、理想の歯の色や形を再現できます。例えば、複数の前歯の隙間を埋めたり、歯並びの乱れを整えたりする要望にも、セラミックは柔軟に対応できます。どちらも高いレベルで審美的な要求に応えられる選択肢ですが、それぞれのアプローチの違いを理解しておくと良いでしょう。

違い⑥ 体への負担|外科手術の有無

治療に伴う身体への負担は、多くの方が気にする点です。特に外科手術を伴うかどうかは、治療への心理的ハードルに大きく影響します。

インプラント治療は、歯茎を切開し、顎の骨に穴を開けて人工歯根を埋め込むという外科手術を伴います。そのため、身体への負担はセラミック治療に比べて大きいと言えます。手術後には、腫れや痛みが生じることがあり、個人差はありますが、ダウンタイムを考慮する必要があります。

一方、セラミック治療は、基本的に外科手術は不要です。虫歯を削ったり、歯の形を整えたりする処置が主となります。ただし、被せ物(クラウン)にする場合は、健康な歯であっても、セラミックを装着するための土台を形成するために、ある程度の歯を削る必要があります。歯を削ることへの抵抗感がある方もいらっしゃるかもしれませんが、インプラントのようにメスを使うような外科的な処置はありません。

あなたに合うのはどっち?状況別の選び方ガイド

ここまで、インプラント治療とセラミック治療それぞれの特徴やメリット・デメリット、そして費用や期間、耐久性といった具体的な違いを詳しく見てきました。ここからは、これらの情報を踏まえて、「もしあなたがこんな状況なら、こちらの治療法が考えられます」という形で、具体的なお悩みに合わせた治療の選び方をご紹介します。

ご自身の口腔内の状況や、治療に対するご希望と照らし合わせながら読み進めていただくことで、インプラントとセラミックのどちらが、よりあなたの希望に沿った選択肢であるかを具体的にイメージできるようになるでしょう。このガイドが、あなたが納得して治療に臨むための一助となれば幸いです。

ケース1:事故や虫歯で歯を根元から失ってしまった場合

もし、不慮の事故や重度の虫歯、歯周病などで歯を根元から失ってしまい、歯茎の上にはもう何も残っていないという状況であれば、セラミック治療を選択することはできません。セラミック治療は、残っているご自身の歯を土台として利用する治療法だからです。

この場合、失われた歯を補うための第一の選択肢となるのがインプラント治療です。インプラントは、顎の骨に人工の歯根を埋め込むことで、ご自身の歯があったかのように機能と見た目を回復させることができます。独立した1本の歯として機能するため、隣接する健康な歯を削る必要がなく、天然の歯とほとんど変わらない噛み心地と審美性を実現できる点が大きなメリットです。部分入れ歯やブリッジといった他の選択肢も存在しますが、インプラントはこれらの治療法と比較して、より自然な状態に近い回復が期待できます。

ケース2:歯は残っているが、欠けたり変色したりしている場合

歯は残っているものの、過去の虫歯治療で入れた銀歯が目立つ、神経を抜いた歯が黒ずんでしまった、あるいは歯の一部が欠けてしまったといったお悩みをお持ちの場合、セラミック治療が非常に有効な選択肢となります。このケースでは、ご自身の歯が土台として残っているため、その歯を整えてセラミックの詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)を装着することで、見た目を美しく改善することが可能です。

セラミック治療の最大の強みは、その審美性の高さにあります。天然の歯に近い透明感と色合いを再現できるため、治療した歯が周囲の歯と自然になじみ、まるで元からご自身の歯であったかのような美しい口元を取り戻すことができます。短期間で治療が完了することも多いため、忙しい方にとっても取り組みやすい治療法と言えるでしょう。

ケース3:人目につきやすい前歯の見た目をきれいにしたい場合

人前で話したり笑ったりする際に、特に気になるのが前歯の見た目です。もし前歯を失ってしまっている場合はインプラント治療が、前歯が残っているものの、形や色、大きさなどに不満がある場合はセラミック治療が基本的な選択肢となります。どちらの治療法も、特に審美性が重視される前歯において、非常に高い効果を発揮します。

インプラント治療であれば、失われた前歯を根元から再現し、歯茎のラインも含めて自然な仕上がりを目指すことができます。上部構造にセラミックを使用することで、周りの歯と見分けがつかないほどの美しい見た目を実現できるでしょう。一方、セラミック治療は、既存の歯の色や形を詳細に調整し、お一人おひとりの顔立ちや肌の色に合わせたオーダーメイドの白い歯を作り出すことが可能です。例えば、複数の前歯の隙間を埋めたり、歯並びの乱れを整えたりする目的で用いられることもあります。人目を気にせず、自信を持って笑いたいという方にとって、インプラントもセラミックも、理想の口元を手に入れるための力強い味方となるでしょう。

ケース4:金属アレルギーが心配な場合

金属アレルギーをお持ちの方、または将来的なアレルギー発症に不安を感じている方にとって、歯科治療で使用する素材は重要な検討事項です。セラミック治療では、金属を一切使用しない「オールセラミック」という選択肢があるため、金属アレルギーの心配なく治療を受けていただくことができます。口腔内に金属がないため、金属イオンの溶け出しによる歯茎の変色や、アレルギー症状のリスクを避けることが可能です。

一方、インプラント治療の人工歯根(インプラント体)にはチタンという金属が使用されます。しかし、チタンは生体親和性が非常に高い素材として知られており、医療分野で幅広く使われているため、金属アレルギーを引き起こす可能性は極めて低いとされています。ただし、ごく稀にチタンに対するアレルギー反応を示す方もいらっしゃいます。もし金属アレルギーの診断を受けている場合は、治療前に必ず歯科医師に相談し、パッチテストなどの適切な検査を受けてから治療法を選択することが大切です。

補足:インプラントの被せ物にセラミックを使う「合わせ技」も選択肢に

インプラントとセラミックは、失われた歯を補ったり、残っている歯を美しく見せたりと、それぞれ異なる目的を持つ治療法ですが、実はこれらは対立する概念ではなく、互いに組み合わせて用いられることも多くあります。特に、インプラント治療において、顎の骨に埋め込む人工歯根(インプラント体)の上に装着する「上部構造(人工歯)」の素材として、審美性に優れたセラミックが選ばれるケースが非常に一般的です。

この「合わせ技」を選ぶことで、インプラント治療による「天然の歯のようにしっかり噛める」という機能性と、セラミック素材が持つ「天然歯と見分けがつかないほどの美しい見た目」という審美性の両方を最大限に享受することが可能になります。特に、人目につきやすい前歯など、見た目の美しさが強く求められる部位のインプラント治療において、このセラミックの上部構造は有効な選択肢と言えるでしょう。

納得のいく治療を受けるために知っておきたいこと

インプラントとセラミック、どちらの治療法を選ぶか検討を進める中で、「本当にこれで良いのだろうか」という不安を感じることは少なくありません。せっかく治療を受けるのであれば、後悔のない、納得のいく結果を得たいと誰もが思うはずです。

良い治療を受けるためには、単に治療法の内容を知るだけでなく、信頼できる歯科医院をどのように選ぶか、そして治療にかかる費用をどのように理解し、準備するかが不可欠です。ここからの内容は、あなたが安心して治療に踏み切り、理想の口元を手に入れるための具体的なアクションにつながるはずです。

信頼できる歯科医院の選び方のポイント

インプラントやセラミック治療は自由診療のため、歯科医院によって提供される内容や質に差があります。だからこそ、信頼できる歯科医院を選ぶことが、治療を成功させるための重要な鍵となります。まず、その歯科医院がインプラントやセラミック治療の症例実績を豊富に持っているか、ウェブサイトなどで確認しましょう。

次に、治療のメリットだけでなく、起こりうるリスクやデメリットについても、丁寧に説明してくれる歯科医院を選びましょう。精密な診断を行うためにCTなどの設備が整っているかどうかも確認すべき重要な点です。また、治療後の保証制度や、長期的なメンテナンス体制がしっかりしているかどうかも、治療後の安心感に大きく影響します。実際にカウンセリングを受ける際には、医師の人柄や、疑問に対して分かりやすく説明してくれるかどうかを自分の目で確かめることが大切です。

治療費用の内訳と支払い方法(デンタルローンなど)

インプラントやセラミック治療は自由診療であるため、費用が高額になりがちです。提示された治療費に何が含まれているのかを事前にしっかり確認することが非常に重要です。具体的には、検査料、手術料、インプラント体やセラミックの材料費、最終的な被せ物代、そして術後のメンテナンス費用などが含まれているかを確認しましょう。

高額な治療費の支払いには、クレジットカード払いの他に、「デンタルローン」という歯科治療に特化したローンを利用できる場合があります。デンタルローンは、月々の負担を軽減できるため、費用面での不安を和らげる一つの選択肢となります。また、インプラントやセラミック治療は「医療費控除」の対象となる場合があります。確定申告をすることで税金が還付される制度ですので、経済的な負担を軽減するためにも、この制度について歯科医院や税務署に確認してみることをおすすめします。

まずはカウンセリングで専門家の意見を聞いてみよう

これまでインプラントとセラミックの違いや、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説してきましたが、最終的にどのような治療があなたに最適であるかは、ご自身の口腔内の状態やライフスタイルによって異なります。インターネット上の情報だけで自己判断するのではなく、まずは歯科医師という専門家による診断を受けることが最も重要です。

多くの歯科医院では、無料カウンセリングを実施しています。この機会を利用して、ご自身の歯の状態を正確に把握してもらい、複数の治療計画の提案を受けることで、より納得のいく選択ができるでしょう。カウンセリングに臨む際は、「どんな口元になりたいか」「治療に対する不安な点」「予算」などを事前にメモしておくと、スムーズに質問でき、医師とのコミュニケーションも円滑に進みます。

まとめ:インプラントとセラミックの違いを理解し、あなたに最適な治療を選びましょう

この記事では、歯を失ってしまった場合や、ご自身の歯の見た目が気になる場合に検討される「インプラント」と「セラミック」の治療法について、その違いを詳しく解説してきました。

最も重要な違いは、インプラントが「歯を根元から失ってしまった場合」に、人工の歯根を顎の骨に埋め込むことで、歯そのものを再建する治療であるのに対し、セラミックは「ご自身の歯が残っている場合」に、その歯を土台として美しい詰め物や被せ物で修復する治療であるという点です。

どちらの治療法も、人前で自信を持って笑えるようになるための素晴らしい選択肢です。この記事で得た知識をもとに、ご自身の口腔内の状況、治療にかけられる期間、費用、そして何よりも「どのような状態になりたいか」という希望を考慮しながら、最適な治療法を検討してみてください。そして、その第一歩として、まずは歯科医院で専門医に相談し、ご自身に合った治療計画を立ててもらうことを強くおすすめします。納得のいく治療を選び、輝く笑顔を取り戻しましょう。

 

少しでも参考になれば幸いです。
自身の歯についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

小野瀬 弘記 | Onose Hiroki

東京歯科大学卒業後、千代田区の帝国ホテルインペリアルタワー内名執歯科・新有楽町ビル歯科に入職。
その後、小野瀬歯科医院を引き継ぎ、新宿オークタワー歯科クリニック開院し現在に至ります。
また、毎月医療情報を提供する歯科新聞を発行しています。

【所属】
日本放射線学会 歯科エックス線優良医
JAID 常務理事
P.G.Iクラブ会員
日本歯科放射線学会 歯科エックス線優良医
日本口腔インプラント学会 会員
日本歯周病学会 会員
ICOI(国際インプラント学会)アジアエリア役員 認定医、指導医(ディプロマ)
インディアナ大学 客員教授
IMS社VividWhiteホワイトニング 認定医
日本大学大学院歯学研究科口腔生理学 在籍

【略歴】
東京歯科大学 卒業
・帝国ホテルインペリアルタワー内名執歯科
・新有楽町ビル歯科
小野瀬歯科医院 継承
新宿オークタワー歯科クリニック 開院

 

 

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