ブログ|龍ケ崎で歯科をお探しの方は小野瀬歯科医院まで

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キシリトールって安全なの?

2023年1月30日

小野瀬歯科医院です。
本日は「キシリトールって安全なの?」というご質問にお答えします。

・キシリトールの安全性について

キシリトールは厚労省から「食品添加物」として認可されていますから危険性はありません。
「点滴剤に入れる炭水化物」としても重宝されているくらいです。

ただ、キシリトールを一回で大量に摂ると、お腹が緩くなる可能性があります。
キシリトールをはじめとする「糖アルコール」は、小腸で消化吸収され辛いからです。
ですがしばらくすれば治りますから大きな問題はないと言えます。

また、もちろん日頃普通に摂取するレベルであれば、お腹が緩くなることはまずありません。

ちなみに虫歯予防目的でキシリトールガムを噛むのであれば、1日4~8粒程度で十分です。1回で4~8粒噛むのではなく、朝食後・昼食後・夕食後などに分けて噛みましょう。
もちろんキシリトールガムを噛みつつ、ブラッシングなども丁寧に行うことが大事です。

・キシリトールの虫歯予防効果について

キシリトールは甘味料の一種ですが、虫歯菌のエサにはなりませんし、虫歯菌に酸を生成させることもありません。

口内に「ミュータンス菌(虫歯の原因菌)」が存在している際、口内に食品が入ると、その食品から糖分を取り出して、その糖分をエサにして酸を生成します。
ミュータンス菌が繁殖して、酸が多く生成されると、口内は酸性に寄ってしまいます(通常の口内は中性です)。そして、酸によって歯のエナメル質がだんだん溶解(脱灰)していき、虫歯が発生してしまいます。

ですがキシリトールガムを噛んだ場合、ミュータンス菌はキシリトールから糖分を取り出すことができないため、酸を生成できなくなります。また、ガムを噛んで涎の量を増やすことにより、涎の自浄効果が働きやすくなって、口内を中性に保ちやすくなります。

また、キシリトールがカルシウムとくっつくと、その複合体が歯の組織に入り込み、再石灰化しやすくなったり、歯質が強化されたりします。

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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