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ホワイトニング効果を2倍長持ちさせる!プロ直伝のケアテクニック

2025年11月1日

ホワイトニング効果を2倍長持ちさせる!プロ直伝のケアテクニック
小野瀬歯科医院です。

せっかくホワイトニングで手に入れた白い歯も、時間が経つとだんだん色が戻ってしまうのはよくあるお悩みではないでしょうか。この記事では、ホワイトニング後の「後戻り」の原因を徹底的に解説し、その上で効果を長持ちさせるための具体的なセルフケア方法や、歯科医院で受けられるプロフェッショナルなメンテナンスについてご紹介します。今日から実践できるケアテクニックを取り入れて、自信が持てる白い歯を長く維持していきましょう。

なぜ?ホワイトニングした歯の色が戻ってしまう3つの原因

ホワイトニングによって手に入れた白い歯は、残念ながら永久にその白さを保ち続けるわけではありません。時間が経つと、徐々に元の歯の色に戻っていく現象を「後戻り」と呼びます。この後戻りは、ホワイトニングの処置が不適切だったわけではなく、いくつかの原因が複合的に絡み合って起こる自然な現象です。

ホワイトニング後に歯の色が戻ってしまう主な原因は、「再着色」「歯の自然な働き」「生活習慣」の3つが挙げられます。これらの原因を理解することで、なぜ後戻りが起こるのかを体系的に把握し、効果を持続させるための対策を講じることができます。

次のセクションからは、それぞれの原因について詳しく解説していきます。

原因1:食事や嗜好品による「再着色」

ホワイトニング後に歯の色が戻ってしまう最大の原因の一つは、日常の食事や嗜好品による「再着色」です。ホワイトニング処置によって歯は一時的に無防備な状態になります。通常、歯の表面は「ペリクル」という薄い膜で覆われており、これが外部からの刺激や色素の付着から歯を保護しています。しかし、ホワイトニング剤を使用すると、このペリクルが一時的に剥がれてしまいます。

ペリクルが剥がれた状態の歯は、スポンジのように色素を吸収しやすくなっています。特に、コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、醤油などの色の濃い飲食物に含まれる「ポリフェノール」や「タンニン」といった色素成分が、歯の表面に容易に付着し、再着色を引き起こします。これらの色素は、時間が経つにつれて歯の内部にも浸透し、白さを損なわせる原因となります。

そのため、ホワイトニング直後だけでなく、日頃から着色しやすい飲食物の摂取方法に注意を払うことが、白さを長持ちさせる上で非常に重要になります。

原因2:歯の自然な働きによる「後戻り」

再着色とは別に、歯自体の生理的な変化によっても、ホワイトニング後の歯の色は元の色に近づいていきます。これは、ホワイトニング剤の作用によって起こる歯の自然な「後戻り」と呼ばれる現象です。

ホワイトニング剤の主成分である過酸化水素や過酸化尿素は、歯の表面だけでなく内部にも作用し、歯の中にある水分を一時的に減少させます。これにより、歯は脱水状態となり、光の反射率が変化して一時的に白く見える効果が生まれます。しかし、時間が経つにつれて歯は唾液中のミネラルを取り込み、水分を再び補給する「再石灰化」や「再水和」という自然な働きを起こします。

この再石灰化・再水和の過程で、歯は徐々に元の水分量に戻り、それに伴って本来の色味が戻ってくるのです。この現象は、誰の歯にも起こりうる自然なものであり、ホワイトニングの効果が薄れていく過程の一部と認識しておくことが大切です。

原因3:歯磨きや喫煙などの「生活習慣」

食事内容だけでなく、日々の生活習慣もホワイトニング効果の持続に大きく影響します。特に注意したいのが、誤った歯磨き方法と喫煙習慣です。

研磨剤が多く含まれる歯磨き粉を日常的に使用したり、過度な力でブラッシングしたりすると、歯の表面のエナメル質が少しずつ削られてしまいます。エナメル質が傷つくと、その下の象牙質が透けて見えやすくなり、歯が黄ばんで見える原因となることがあります。また、傷ついたエナメル質には色素が付着しやすくなり、再着色をさらに早めてしまうことにもつながります。

喫煙も、ホワイトニング効果を著しく低下させる要因です。タバコに含まれる「タール」や「ニコチン」は、非常に強力な色素であり、歯の表面に頑固なヤニとして沈着します。このヤニは通常の歯磨きでは除去が難しく、歯を黄ばませるだけでなく、再着色を加速させ、ホワイトニング効果の後戻りを早める大きな原因となります。

今日から実践!ホワイトニング効果を長持ちさせるセルフケア術

このセクションからは、ホワイトニングの効果を長持ちさせるために、ご自身でできる具体的なケア方法をご紹介します。毎日の食事や歯磨きの習慣、そしてその他の生活習慣という3つの側面から、白い歯を維持するためのアプローチを詳しく見ていきましょう。

ホワイトニングは一度行えば終わりではありません。日々の継続的なケアが、理想の白さを長く保つための鍵となります。これからご紹介する実践的なセルフケア術を生活に取り入れることで、美しい口元を維持するモチベーションへと繋がることと思います。

【食事編】着色しやすい食べ物・飲み物を知り、食べ方を工夫する

ホワイトニング効果を長持ちさせるためのセルフケアとして、まず重要なのが食生活の見直しです。特にホワイトニング直後の歯は、表面の構造が一時的に変化しているため、飲食物の色素が非常に付着しやすい状態にあります。

このセクションでは、どのような食べ物や飲み物が歯の着色を引き起こしやすいのかを具体的にご紹介し、それらを完全に避けるのではなく、賢く摂取するための工夫についてもお伝えします。具体的なリストや対策は次の項目で詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ホワイトニング後に避けたい食べ物・飲み物リスト

ホワイトニング効果の持続を妨げる大きな要因の一つが、飲食物による着色です。特に色の濃い食品や酸性の強い食品は、歯の表面に色素を沈着させやすいため注意が必要です。以下に着色しやすい飲食物の具体例を挙げます。

【飲み物】コーヒー、紅茶、烏龍茶、赤ワイン、ココア、ぶどうジュース、コーラなどの炭酸飲料

【食べ物】カレーライス、ミートソース、醤油ラーメン、チョコレート、ぶどう、イチゴ、ベリー類

【調味料】醤油、ケチャップ、ソース、バルサミコ酢

これらの飲食物には、ポリフェノールやタンニンといった色素成分が豊富に含まれており、これらが歯の表面に付着することで着色を引き起こします。特にホワイトニング直後は、歯の表面にある保護膜(ペリクル)が一時的に剥がれているため、色素がより深く浸透しやすくなっています。

白い歯の維持を助ける食べ物・飲み物

着色しやすい飲食物を避ける一方で、白い歯の維持を助けてくれる食べ物や飲み物も積極的に取り入れると良いでしょう。これらは、歯に色が付着しにくいだけでなく、口腔内の健康をサポートする効果も期待できます。

例えば、牛乳や水は色素が含まれていないため、安心して摂取できます。ヨーグルト、鶏肉、白身魚、カリフラワー、大根などの「白い食べ物」は、着色のリスクが非常に低いです。また、セロリやレタス、りんごなど、食物繊維が豊富な野菜や果物は、よく噛むことで唾液の分泌を促し、歯の表面に付着した軽い汚れを洗い流す効果も期待できます。

食事を完全に制限するのではなく、これらの着色しにくい食品を上手に取り入れることで、ストレスなく白い歯の維持に取り組むことができます。

飲食時のひと工夫で着色を防ぐ

着色しやすい飲食物を完全に断つのは難しいかもしれません。しかし、いくつかの簡単な工夫を取り入れるだけで、着色のリスクを大きく減らすことができます。

色の濃い飲み物を飲む際には、ストローを使用すると歯の表面に触れる量を減らせます。また、飲食物を口の中に長時間溜めずに、できるだけ早く飲み込むように意識することも大切です。特に酸性の強い飲食物は、歯のエナメル質を一時的に軟化させるため、色素が沈着しやすくなります。

食後すぐに歯磨きができない場合でも、水で軽く口をゆすぐだけでも着色汚れの定着を防ぐ効果が期待できます。これらの小さな習慣の積み重ねが、ホワイトニング効果の長持ちに繋がります。

【歯磨き編】毎日のブラッシングで着色汚れをためない

ホワイトニング効果を維持するためのセルフケアにおいて、毎日の正しい歯磨きは非常に重要な役割を担います。その日のうちに歯に付着した着色汚れ(ステイン)をきちんと除去することで、色素の蓄積を防ぎ、歯の白さを長持ちさせることができるからです。

このセクションでは、ホワイトニング後のケアに最適な歯磨き粉の選び方と、歯を傷つけずに効果的に汚れを落とす正しいブラッシング方法について詳しく解説します。日々の歯磨きの質を高めることが、美しい口元を保つための基本となります。

効果を持続させる歯磨き粉の選び方

ホワイトニング効果を長持ちさせるためには、適切な歯磨き粉を選ぶことが大切です。特に、歯の表面に付着したステインを除去する成分や、歯を保護する成分が配合されたものがおすすめです。

例えば、「ポリリン酸ナトリウム」や「ポリエチレングリコール(PEG)」といった成分は、歯の表面に付着したステインを浮かせ、再付着を防ぐ効果が期待できます。「ハイドロキシアパタイト」は、歯のエナメル質を修復し、表面を滑らかにすることで着色を予防する働きがあります。これらの成分表示に注目して選ぶと良いでしょう。

一方で、研磨剤が多く含まれる歯磨き粉は、歯のエナメル質を傷つけてしまい、かえって着色しやすくなる可能性があるため注意が必要です。「低研磨性」と表記されている製品や、研磨剤無配合の製品を選ぶように心がけてください。

歯を傷つけない正しい歯の磨き方

毎日行う歯磨きだからこそ、正しい方法で行うことが白い歯の維持には不可欠です。力を入れすぎてしまうと、歯のエナメル質や歯茎を傷つけてしまう原因になりますので、優しく丁寧なブラッシングを心がけましょう。

歯ブラシは「やわらかめ」のものを選び、軽い力で小刻みに動かす「バス法」や「スクラビング法」などの磨き方がおすすめです。歯と歯茎の境目、歯と歯の間など、汚れが溜まりやすい部分は特に意識して丁寧に磨きましょう。歯ブラシだけでは届きにくい歯と歯の間は、デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、より効果的にプラークや着色汚れを除去できます。

磨き残しがないよう、鏡を見ながら一本一本丁寧に磨くことを習慣にしてください。正しい歯磨きは、ホワイトニング効果の維持だけでなく、虫歯や歯周病の予防にも繋がります。

【生活習慣編】日々の習慣を見直して白さをキープ

ホワイトニング効果を長持ちさせるためには、食事や歯磨きといった直接的なケアだけでなく、日々の生活習慣全体を見直すことも大切です。ここでは特に「禁煙」と「こまめなうがい」という二つの習慣に焦点を当ててご紹介します。

これらの習慣は、一見すると些細なことに思えるかもしれませんが、継続することで白い歯の維持に大きな違いをもたらします。日常生活に無理なく取り入れられるものばかりですので、ぜひ実践してみてください。

禁煙がもたらすホワイトニングへの好影響

喫煙は、歯の着色を促進する最も大きな要因の一つです。タバコに含まれる「タール」という成分は非常に粘着性が高く、歯の表面に強く付着して、通常の歯磨きでは落ちにくい強力な黄ばみや黒ずみの原因となります。ホワイトニングでせっかく白くなった歯も、喫煙を続けるとすぐに色が戻ってしまいがちです。

禁煙は、歯の白さを長持ちさせるだけでなく、口臭の改善や歯周病のリスク低減など、口腔内全体の健康に非常に良い影響をもたらします。さらに、全身の健康にも良い変化をもたらすため、ホワイトニングを機に禁煙を検討することは、多くのメリットをもたらす賢明な選択と言えるでしょう。

こまめなうがいで着色を予防

「うがい」は、非常に手軽でありながら、歯の着色予防に効果的な習慣です。色の濃い飲食物を摂取した後に水で口をゆすぐことで、色素が歯に定着するのを物理的に洗い流し、着色のリスクを軽減することができます。

ただし、市販されているホワイトニング用マウスウォッシュは、歯の表面に付着した初期のステインを除去したり、着色を予防したりすることが主な目的であり、歯そのものを内側から白くする漂白効果はありません。マウスウォッシュはあくまで補助的なケアとして位置づけ、日々の歯磨きと組み合わせることで、より効果的な着色予防に繋がることを理解しておきましょう。

プロに任せて白さを維持!歯科医院でのスペシャルケア

これまでお伝えしたセルフケアは、ホワイトニング効果を長持ちさせる上で非常に大切です。しかし、日々のケアだけでは落としきれない着色汚れや、時間とともに避けられない歯の自然な後戻りもあります。そのような時に頼りになるのが、歯科医院でのプロフェッショナルなケアです。

歯科医院で行う定期的なメンテナンスは、ご自身でのケアでは届かない部分の汚れを徹底的に除去し、白さを維持するだけでなく、虫歯や歯周病といったお口全体の健康を守る上でも欠かせません。このセクションでは、特に重要な「定期的なクリーニング」と、白さが薄れてきた際に手軽に明るさを取り戻す「タッチアップ」について詳しくご紹介します。ご自身のライフスタイルに合わせて、プロの力を上手に活用して理想の白い歯をキープしましょう。

定期的なクリーニングで着色をリセット

日々の丁寧な歯磨きをしていても、飲食物の着色成分や唾液中の成分は、目に見えないミクロなレベルで歯の表面に蓄積していきます。特に歯の溝や歯と歯の間、歯と歯茎の境目などは汚れがたまりやすく、通常のブラッシングだけでは完全に除去することが難しいものです。

歯科医院で行われる専門的な歯のクリーニング「PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)」では、歯科医師や歯科衛生士が専用の機器とフッ素配合のペーストを用いて、これらの普段の歯磨きでは落としきれないバイオフィルム(細菌の膜)や頑固な着色汚れを徹底的に除去します。このクリーニングを3ヶ月から6ヶ月に一度のペースで定期的に受けることで、ホワイトニングの効果をリセットし、常にクリアな状態を保つことができます。さらに、PMTCは虫歯や歯周病の予防にも繋がり、お口全体の健康維持に貢献します。

効果が薄れてきたら「タッチアップ」で白さを取り戻す

ホワイトニングの効果は、種類や個人の生活習慣によって異なりますが、時間の経過とともに徐々に薄れていくものです。もし、以前よりも歯の白さが物足りないと感じ始めたら、「タッチアップ」を検討するタイミングかもしれません。タッチアップとは、一度ホワイトニングを行った歯に対して、再度部分的にホワイトニングを行うことで、白さを手軽に取り戻すメンテナンス方法です。

このタッチアップは、初回のホワイトニングに比べて使用する薬剤の量が少なかったり、施術時間が短かったりするため、費用も比較的抑えられる傾向にあります。生活習慣にもよりますが、一般的には6ヶ月から1年ごとに行うと、理想の白さを維持しやすいとされています。白さが気になり始めた段階で手軽に明るさを取り戻せるタッチアップは、長期的に白い歯をキープするための非常に有効な手段と言えるでしょう。

そもそもどれを選ぶ?ホワイトニングの種類と持続期間の違い

ホワイトニングの効果を長持ちさせるためには、日々のセルフケアだけでなく、そもそもどのようなホワイトニング方法を選んだかによっても持続期間が大きく異なります。ご自身のライフスタイルや目的に合わせて、最適な方法を選ぶことが、理想の白さを長く保つための第一歩となります。

このセクションでは、主に「オフィスホワイトニング」「ホームホワイトニング」「デュアルホワイトニング」という3つの代表的なホワイトニング方法について、それぞれの特徴と期待できる持続期間を詳しく解説していきます。それぞれのメリットとデメリットを理解し、ご自身にとって最適な選択を見つけるための参考にしてください。

オフィスホワイトニング:即効性があるが後戻りは早め

オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士が施術を行うホワイトニングです。高濃度の過酸化水素などの薬剤を使用し、特殊な光を照射することで歯を漂白します。この方法の最大のメリットは、短期間、多くの場合1回から数回の通院で、すぐに歯が白くなる即効性がある点です。結婚式やイベントなど、急いで歯を白くしたい場合に適しています。

しかし、即効性が高い反面、急激に歯の水分が失われるため、色の後戻りが比較的早い傾向にあるというデメリットもあります。一般的にオフィスホワイトニングの持続期間は3ヶ月から6ヶ月程度が目安とされています。効果を維持するためには、定期的な再施術や、後述するホームホワイトニングとの併用(デュアルホワイトニング)を検討することが大切です。

ホームホワイトニング:時間はかかるが持続しやすい

ホームホワイトニングは、歯科医師の指導のもと、ご自宅でご自身で行うホワイトニング方法です。歯科医院で作成したオーダーメイドのマウスピースに、低濃度の過酸化尿素などの薬剤を注入し、毎日数時間装着することで、時間をかけてゆっくりと歯を白くしていきます。効果が現れるまでに2週間以上かかることが多いですが、ご自身のペースで続けられる点が魅力です。

この方法の最大のメリットは、薬剤が歯の内部にじっくりと浸透するため、白さが安定しやすく、効果が長持ちする点です。一般的にホームホワイトニングの持続期間は6ヶ月から1年程度とされており、自然で深みのある白さが期待できます。時間をかけてでも、より長期間白い歯を維持したい方や、自然な白さを求める方に適した選択肢と言えるでしょう。

デュアルホワイトニング:最も効果が長持ちする選択肢

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた、最も効果的で持続性の高いホワイトニング方法です。まずオフィスホワイトニングで歯を短期間で一気に白くし、その後、ホームホワイトニングでその白さを定着させ、さらに維持していくという流れで進めます。

この組み合わせにより、オフィスホワイトニングの即効性と、ホームホワイトニングの持続性という両方のメリットを享受できます。最も高いホワイトニング効果と、最も長い持続期間が期待できるため、費用は最も高くなりますが、理想の白さを最大限に長持ちさせたい方には最適な選択肢です。デュアルホワイトニングの持続期間は、一般的に1年以上とされています。定期的なメンテナンスと組み合わせることで、さらに長く美しい白さを保つことが可能になります。

ホワイトニング効果の持続に関するQ&A

ホワイトニング効果を長持ちさせるためには、日々のケアだけでなく、疑問を解消し正しい知識を持つことが大切です。ここでは、多くの方が疑問に感じる点や不安に思うことについて、Q&A形式で詳しくお答えします。ぜひ、参考にしてください。

Q1. ホワイトニング直後は何時間くらい食事に気をつければいい?

ホワイトニング直後の歯は、非常にデリケートな状態にあります。ホワイトニングによって、歯の表面を保護している「ペリクル」という膜が一時的に剥がれており、このペリクルが再生するまでの間は、飲食物の色素が歯に付着しやすくなるため、特に注意が必要です。ペリクルが完全に再生するには、およそ24時間から48時間かかると言われています。

この24時間から48時間の間は、カレー、コーヒー、紅茶、赤ワイン、醤油、ケチャップ、チョコレートなどの色の濃い飲食物は避けるようにしましょう。代わりに、水、牛乳、ヨーグルト、鶏肉、白身魚、ご飯、パン(白いもの)など、「白い食べ物」を中心に摂ることをおすすめします。この期間をしっかり乗り切ることが、ホワイトニング効果を長持ちさせるための重要なポイントです。

Q2. ホワイトニング用の歯磨き粉だけで白さは維持できますか?

ホワイトニング用の歯磨き粉は、毎日の歯磨きで歯の表面に付着する新たな着色汚れ(ステイン)を除去し、歯の白さを維持するためには非常に効果的です。しかし、歯磨き粉に「歯を内側から漂白する」効果は基本的にありません。ホワイトニング用の歯磨き粉の主な役割は、歯の表面の汚れを落とすことで、歯本来の白さに近づけたり、ホワイトニング後の白さを長持ちさせたりすることです。

そのため、ホワイトニング用の歯磨き粉だけで、ホワイトニング後の後戻りを完全に防いだり、歯自体をさらに白くしたりすることは難しいでしょう。効果を持続させるためには、日々の丁寧な歯磨きに加えて、食事内容への配慮や定期的な歯科医院でのクリーニング、そして必要に応じてタッチアップなどのプロフェッショナルケアを組み合わせることが大切になります。

Q3. セルフホワイトニングサロンと歯医者の違いは?

セルフホワイトニングサロンと歯科医院でのホワイトニングには、根本的な違いがあります。この違いを理解することは、ご自身に合った方法を選ぶ上で非常に重要です。

まず、歯科医院で行われるホワイトニングは、歯科医師の管理のもと「医薬品」である過酸化水素や過酸化尿素という薬剤を使用します。これらの薬剤は、歯の内部に浸透し、色素を化学的に分解することで、歯そのものの色を「漂白」して白くする効果があります。そのため、専門的な知識と技術が必要とされ、高いホワイトニング効果が期待できます。

一方、セルフホワイトニングサロンでは、医療行為が禁じられているため、歯科医院で使用されるような医薬品は使用できません。主に使用されるのは、酸化チタンや重曹、ポリリン酸ナトリウムといった成分を含む化粧品扱いの薬剤です。これらの薬剤は、歯の表面に付着した着色汚れ(ステイン)を浮かせたり、除去したりする効果が主であり、歯そのものを漂白して白くする作用はありません。つまり、歯の「表面の汚れを落とし、歯本来の白さに戻す」ことが主な目的となります。

効果の面では、歯科医院のホワイトニングの方が、歯の色のトーンアップ効果は明確に高いと言えます。安全性についても、歯科医院では専門家が口腔内の状態を診断し、適切な処置を行うため、万が一のトラブルにも対応可能です。セルフホワイトニングサロンは手軽に利用できるというメリットがありますが、効果や安全性を考慮すると、ご自身の目的や口腔内の状態に合わせて選択することが大切です。

まとめ:毎日のケアとプロのメンテナンスで理想の白い歯をキープしよう

ホワイトニングによって手に入れた白さを長持ちさせるには、ただ一度施術を受けるだけでは不十分です。本記事でご紹介したように、歯の色が元に戻ってしまう原因を正しく理解し、それに基づいた日々のセルフケアを継続することが何よりも大切になります。

具体的には、着色しやすい飲食物への意識的な対応、ステイン除去効果のある歯磨き粉を使った正しいブラッシング、そして喫煙やうがいといった生活習慣の見直しが、白い歯を維持するための基本となります。これらのセルフケアは、歯の健康全体を守ることにもつながるため、積極的に取り入れていきましょう。

そして、セルフケアではカバーしきれない部分については、歯科医院でのプロフェッショナルなサポートを賢く活用してください。定期的なクリーニングで着色汚れをリセットし、必要に応じてタッチアップで白さを補うことで、理想とする白い歯をより長く、健康的に保つことができます。毎日のケアとプロのメンテナンスを上手に組み合わせることで、自信の持てる美しい笑顔を維持していきましょう。

 

少しでも参考になれば幸いです。
自身の歯についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

小野瀬 弘記 | Onose Hiroki

東京歯科大学卒業後、千代田区の帝国ホテルインペリアルタワー内名執歯科・新有楽町ビル歯科に入職。
その後、小野瀬歯科医院を引き継ぎ、新宿オークタワー歯科クリニック開院し現在に至ります。
また、毎月医療情報を提供する歯科新聞を発行しています。

【所属】
日本放射線学会 歯科エックス線優良医
JAID 常務理事
P.G.Iクラブ会員
日本歯科放射線学会 歯科エックス線優良医
日本口腔インプラント学会 会員
日本歯周病学会 会員
ICOI(国際インプラント学会)アジアエリア役員 認定医、指導医(ディプロマ)
インディアナ大学 客員教授
IMS社VividWhiteホワイトニング 認定医
日本大学大学院歯学研究科口腔生理学 在籍

【略歴】
東京歯科大学 卒業
・帝国ホテルインペリアルタワー内名執歯科
・新有楽町ビル歯科
小野瀬歯科医院 継承
新宿オークタワー歯科クリニック 開院

 

 

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