ブログ|龍ケ崎で歯科をお探しの方は小野瀬歯科医院まで

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歯にできた黒い点は必ず虫歯?

2022年4月23日



小野瀬歯科医院です。

「歯の表面に黒色の点ができたのですが、これは虫歯ですか?」
とご質問を頂いたので、どんな可能性があるのかについてお話ししていきますね。

【1】歯のステイン(着色汚れ)
歯の黒色の点は「ステイン(着色汚れ)」かもしれません。
煙草のヤニ、紅茶の茶渋、コーヒーなどが付着して、歯の表面に黒色の点やシミを作ってしまう場合があるのです。

ですから、その場合は歯医者での治療はしなくても大丈夫です。
しかし、見た目には問題が出ますし、さらに汚れが付着しやすくなる可能性もありますので、取り除くに越したことはありません。

また、ステインの場合は「良質な歯磨き粉」と「電動歯ブラシ」などを使えば自力でも落とせるかもしれません。
もちろん、歯科医院で専門的な歯のクリーニングを受けるほうが確実性は高いので、お気軽にご相談くださいね。

【2】初期段階の虫歯が黒色に硬化したもの
虫歯には進行段階があります。
そして、「初期段階で穴ができていない段階」のことをシーオー(CO)と言い、基本的には経過観察をすることになります。

このレベルでも歯質の脱灰はしてしまっていますが、「フッ素を塗って再石灰化を狙う」などの方法で対処することが多いです(まだ虫歯の活動が穏やかだからです)。
こうして虫歯のエスカレートを食い止めることができると、初期段階の虫歯が黒色に硬化して、それが歯の表面につくことがあります。

この場合も虫歯の進行はストップしていますから、原則として治療はいりません。
ただ、歯の表面をなめらかにしたり、見た目の問題を解決したりするために、何らかのケアを提案される可能性はあります。

【3】虫歯を原因とする黒色の着色
虫歯が発生すると、歯質に黒色の着色が起きます。なぜなら「着色性の物質」が、溶解した象牙質などに沈着してしまうからです。
歯は、虫歯菌の酸の影響で溶解して、その途中で非常に軟らかくなります。そこに食品などが含有している着色性の物質が沈着すると、黒色の点などができてしまうケースがあるのです。

こういったときは、すぐに歯医者で治療を行う必要があります。
「歯の表面に穴ができているレベルの虫歯」が自然治癒することはありませんから、必ず歯科医院で対処してもらいましょう。

【まとめ】
特に「穴」の有無を確認しましょう。

ここまで解説してきたように、「歯の表面に発生する黒色の点」の原因は主に3つあります。
そして歯の表面を確認して、「穴」があればほぼ間違いなく虫歯です。
ですが、「穴がなく、黒ずみがあるだけ」というケースでは、「初期段階の虫歯が硬化したもの」やステインである可能性が高いです。

ただ、実際には歯医者で診断してもらわないと、正確なことは分かりません。
自己チェックはあくまで簡単なものに留めておいて、歯の表面に黒ずみや黒点があった場合は一度歯科医院で診てもらうことをおすすめします。

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

龍ケ崎市・竜ヶ崎駅の歯医者
『小野瀬歯科医院』
住所:茨城県龍ケ崎上町4248-1
TEL:0297-62-0130