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日常生活に潜む主な虫歯のリスク

2022年7月17日

日常生活に潜む主な虫歯のリスク



小野瀬歯科医院です。
本日は「日常生活に潜む主な虫歯のリスク」について解説します。

虫歯の大元の要因はミュータンス菌などの細菌です。全ての人の口内に細菌がいるものの、虫歯の発症のしやすさは人によって異なります。虫歯のリスクは、細菌の活動や増殖を促進してしまう要素(リスク)が複合することで上がります。
また、唾液検査を行うことで、口内の細菌数や涎の出る量などをチェックすることができます。

・涎の出る量

同じ人でも涎の量はタイミングによって変わります。老化、タバコ、お酒の飲み過ぎ、過度なストレスなどによって減る場合もあります。涎が少なくなると、「再石灰化」や「酸を中和する働き」が低下するため、虫歯のリスクが上がってしまいます。

・口内細菌の種類や数

口内細菌にも様々なものがあり、好ましい働きをする細菌もあれば、歯周病や虫歯の発生に関係している細菌も存在しています。そのため虫歯の発症リスクは「口内に存在する細菌の種類・数」によっても変わります。
例えば虫歯の原因細菌(ミュータンス菌など)が多い方は、より気を付けて虫歯予防に取り組むことが大事です(もちろんどなたも虫歯予防をする必要があります)。

・甘い物の摂り方に気をつけましょう

糖分は「酸を生成する細菌」の最大のエネルギー源と言えます。そのため甘い物を頻繁に食べていたり、すぐに食べ終えずに時間をかけていたりすると、細菌が活性化して虫歯のリスクが上がるかもしれません。
ただ、もちろん甘い物を食べてはいけないというわけではありません。糖分を摂り過ぎなければ、細菌によって酸が生成されても、涎によって中和することが可能です。
また、酸の影響で歯のエナメル質の一部が溶解しても、涎の働きにより再石灰化がなされて修復されます(ただし、これだけで修復し切れるのはごく初期のみです)。

・毎日の歯磨きを見直しましょう

毎日きちんと歯磨きをして歯垢(プラーク)を除去することも重要です。ただ、歯磨きをきちんとしているつもりでも、どうしても磨き残しは発生するものです。
「染め出し液」を使用することで磨き残しの位置をチェックできますから、一度は確認して「自分の歯磨きのクセ」を把握することをおすすめします。
また、歯間ブラシやデンタルフロスを使い、歯と歯のスキマなどをケアすることも大事です(通常の歯磨きだけでは磨きにくい場所であるため)。

・インレーやクラウンの劣化について

虫歯治療などでインレー(詰め物)やクラウン(被せ物)を使うことがあります。
ですがプラスチック(レジン)や金属は数年で劣化しますから、インレーやクラウンの間にスキマが発生します。このスキマから細菌が入り込み、虫歯が再発するかもしれないのです。ちなみにこのようにしてできる虫歯のことを「二次カリエス」と呼びます。
虫歯治療が終わってからも、定期的に診てもらい、インレーやクラウンの状態を確認することが大事です。「治療が完了すれば何の心配もない」ということはないのです。

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

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